体験者の声
「困っている人の役に立てる人になりたい。」看護師の母の影響で介護福祉士となった木村さんは介護福祉専門学校卒業後、介護福祉施設に就職しました。仕事は順調に慣れていきましたがその反面、自分でも理由が解らないまま、自分の気持ちが次第に仕事から離れていく感覚を覚えながら日々を過ごしていました。
そんなある日、休暇中の旅行先で事故に遭い右脚に大怪我をしてしまいます。何とか歩くことはできますが、怪我は思いのほか悪いことが病院で発覚。脚に負担がかかる介護の仕事にストップがかかり長期療養を余儀なくされました。2か月後に怪我は治りましたが気持ちの面で職場に戻ることができず、退職と共に介護の仕事も辞めてしまいました。
もとより介護の仕事に向いていないのではないかと感じていた木村さん。自分に向いている仕事を探して友人から勧められた飲食店の接客やハローワークで見つけた会社の事務職など、様々な仕事にチャレンジしてはみましたがいずれも続かず。「なりたい本当の自分」は何なのか見出せないまま転職を繰り返す日々に混乱と不安を感じていました。
そんなある日、キャリアリノベーションが木村さんの目に入ります。「自分がなりたい本当の自分を見つけるきっかけになるかもしれない…。」そう思いキャリアクリニックに相談しました。クリニックでは専門のカウンセラーの先生がとても優しく、親身になってこれまでの経緯を丁寧に聴いて下さいました。そうすると心がとても軽くなりました。キャリアリノベーションの説明を受け、自分の適性と傾向を知るためにキャリア診断を受けました。その結果、自分の予想をはるかに超えた職業の選択肢があることが判りました。更には自身の長所や特性、仕事をするにあたってのポイントや課題を解りやすく紐解いてくださったことで、目の前の霧が晴れていくように、目指す方向が見え始める感覚を覚えました。そこで思い切ってキャリアリノベーションを受けることを決断し、キャリアクリニックの先生が監修したキャリアリノベーションメニューに沿って学んでいきました。
キャリアリノベーションで次第にこれまでの経験と想いが蘇ってくることを実感しつつ新たなスキルを学んでいく中で、新しい目標が近づいてくることを感じるようになっていった木村さん。考え方も少しずつ前向きになり、周囲からも「最近、元気だよね。明るくなったね。」と言われるようになりました。
キャリアリノベーションを受けた木村さんが選んだ仕事は、福祉住環境コーディネーター。かつて自分が怪我をした時、自分に合った福祉用具や住環境を整えてもらった時の有り難さを思い出し「これまでの経験や介護のスキルを活かしながら、困っている人のために自分らしいコーディネートができるかもしれない・・・。」頑張って福祉住環境コーディネーター2級の資格を取得し、介護福祉事業部のある会社に就職しました。子供から大人、高齢者まで幅広く関わることができる福祉住環境コーディネーターの仕事は、お客様に喜んで頂ける機会が多く、やっと自分らしさを出せる仕事に出逢うことができました。
あれから1年。今日も仕事にプライベートに笑顔で頑張っている木村さん。
「今の仕事には本当にやりがいを感じています。これまでの経験やキャリアを活かし、更にステップアップできた自分に少しずつ自信が持てるようになりました。道のりはまだまだ長いですが、この仕事を通して多くの人の役に立ち、沢山のことを経験し学びながら「なりたい本当の自分」に辿り着くことができるようこれからも頑張ります。困った時や悩んだ時はもちろんキャリアクリニックに相談しています。本当に心強いです!!」
※本人の体験談を元に執筆・編集しております。
由美さんは仕事に対する高い関心から介護福祉士の資格を取得されましたが、適性検査を含めたキャリア診断を行った結果、就職選択の際に、彼女が目指すビジョンと職場環境がマッチングできていなかったことが離職の原因に繋がったと確認できました。
由美さんの“困っている人の役に立てる人になる”ビジョンを、これまでの体験やキャリアをどのようにマッチングしたら良いか、キャリア診断で明確にした上で、複数の具体的な選択肢を提案させて頂きました。そして由美さんがキャリアリノベーションをした結果、〝福祉住環境コーディネーター〟へ見事にキャリアアップされました。これからの彼女の活躍に期待します。
キャリアクリニックしものせき
講師 から一言